【NPO法人おとむらい牧師隊】は皆様の支援により支えられています。

「全ての人にあたたかいおとむらいを届けたい。」ぜひ力を貸してください。

「おとむらい牧師隊」設立趣旨

生活保護葬(民生葬)は、通夜・葬儀を行わない、いわゆる直葬であります。またほとんどの場合、宗教者は立ち会いません。それは、民生葬では自治体から支給される20万円前後の葬祭扶助で全ての支払いを行いますが、宗教者への謝儀に公金を充てるわけにはいかないことから、葬祭扶助をもってその謝儀に充てることが出来ず、その結果として十分な資力のない遺族は宗教者に依頼しようとしないからであります。また民生葬に加えて、生活保護は受給していないものの、十分な蓄えが無いことを理由に直葬を選ぶケースも多々あり、同様にほとんどの場合宗教者が立ち会いません。

葬儀業の現場では、葬儀業者が、死亡地である病院から自宅(または葬儀会館の遺族控室など)まで遺体を搬送して棺に納め、線香を立てたら業者は退出し、あとは遺族がさめざめと遺体のそばで泣いて翌朝の出棺を待つだけ、という情景が日常的に見られます。

日本人の一般的な感覚では、宗教者が来て何らかのセレモニーを行って初めて、それは葬儀と呼べるものになります。このため民生葬において遺族は「自分は葬儀も出してやれなかった」と、死別の悲しみに加えて故人への申し訳なさを感じ、自らを責めるということになりかねません。

一方、キリスト教会の牧師の中には、このような現状に胸を痛め「謝儀はいらないので遺族の元に行って祈り、慰めのメッセージを語りたい」と話す方が多くいらっしゃいます。

このような心ある牧師のネットワークを作り、上記のような遺族とおつなぎすることで、遺族が金銭的負担を心配することなく宗教者のいる弔いを行って納得感と慰めを得ることを可能に出来るものと考えます。私たちは、遺族が金銭的負担を心配することなく宗教者のいる弔いを行って納得感と慰めを得ることの出来る社会を目指します。

この目的のため、2016年11月に任意団体「おとむらい牧師隊」を設立し、福岡市を中心に牧師派遣事業を行ってきました。一方、他地方より、当団体の趣旨に賛同し、それぞれの地域で同様の活動を行いたいとの声が寄せられました。当団体のボランティアが、それぞれの地域で病院・葬儀社・住民の方々からの信頼・協力を得て活動を円滑に行うためには、法人格取得により団体運営の透明性を増すことが有効であると考え、NPO法人の設立を申請します。

申請に至るまでの経過
2016年11月~  任意団体おとむらい牧師隊を設立し、福岡市を中心に牧師派遣事業に取り組む
2016年12月   NPO法人設立の検討を始める
2017年4月    発起人会を開催
2017年5月    設立総会を開催

2017年9月3日追記:2017年8月24日

NPO法人おとむらい牧師隊設立

(引用:https://fukuoka.bokushitai.org/sanjokaiinn/

支援1:お友達に伝えてください

おとむらい牧師隊の活動を、ご友人に話したり、SNSでシェアしていただけませんか。

「直葬(火葬式)」という言葉をご存知でしょうか。直葬とは、通夜・告別式などの式を行わず、火葬のみを行う葬りをさします。一般的に、見送る人は近親者のみ数名で、宗教者の同席はありません。

 

厚生労働省によると、2017年は134万人の方が日本国内で亡くなり、2040年にはピークの166万人に達すると予想されています。

また、NHKの2013年の調査によると、直葬は関東地方では22.3%、近畿地方で9.1%にも上っています。

直葬を選ぶ理由は様々ですが、多くは経済的理由だと言われています。例えば生活保護受給世帯では、ほとんどが直葬を行っていると考えられます。

宗教者を招くには少なくとも数万円が必要であることが多く、生活保護受給世帯に支給される葬祭扶助(棺・火葬料など最小限度の扶助)を宗教者への謝儀にあてることはできません。

 

宗教者の同席は必要ない、と考える方々もいるでしょう。しかし、このような時だけは宗教者に何らかのセレモニーを行ってほしいと願う人も多いのではないでしょうか。自分に安定した収入がないばかりに家族の最期に宗教者を招くことが出来なければ、故人に対して申し訳ないと思う人も多いのではないでしょうか。

 

悲しんでいる人がいる、社会的ニーズがあるにも関わらず、行政が動きづらい領域です。だからこそ、新たなセーフティーネットとして私たちNPOが活動しています。

「格差・多死社会」に突入している日本において、誰しも他人事ではないかもしれません。

どうか私たちの活動をSNSでシェアしたり、ご友人・家族に伝えていただけませんでしょうか。

 

支援2:福岡エリアで一緒に活動しませんか?

多くの方に心あたたまるおとむらいを届けるため、ボランティアを募集しています。

現在5名の方がボランティアとして活動しています。

募集中のボランティアは以下になります。

・市営、県営住宅へのパンフレット配布

・ニュースレターの制作

 

支援3:寄付をする

「経済的境遇に関わらず、誰もが心のこもった、きちんとしたお見送りのセレモニーを行ってもらえる。」そんな社会を作るために、賛助会員になりませんか。

季刊のニュースレターをお送りいたします。

いただいた寄付は、通信費やパンフレット印刷費などに使用されます。

寄付は、ゆうちょ口座またはクレジットカードにて可能です。

「賛助会員ほどでもないが、寄付してもいい」という方は、通常の寄付も可能です。入会金・年会費はかかりません。感謝いたします。

 

入会金年会費
個人会員0円1,000円~
団体会員5,000円5,000円~
ご支援
通常寄付1,000円~

支援4:あなたの地域で、牧師隊をはじめませんか?

直葬は全国各地で行われています。

あたたかい心のこもったおとむらいを届けるために、あなたの地域でおとむらい牧師隊を始めませんか。

使命を感じる方はお問合わせください。

2018年10月、広島市にお住いの牧師からからご連絡をいただき【広島支部】が発足しました。

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