賛助会員を募集します!
みなさまにお知らせです!
NPO法人おとむらい牧師隊の賛助会員を募集します。
遺族が金銭的負担を心配することなく宗教者のいる弔いを行って、納得感と慰めを得ることの出来る社会の実現を、私たちと一緒に目指しませんか?
賛助会員とは、一口千円(一口以上)の年会費により、活動を経済的に支えて頂く仲間のことです。
賛助会員には、定期的にニュースレターをお送りし、皆様の支援がどのように用いられたのかをお知らせ致します。
ご賛同いただける方は、ぜひお知らせください。申込書をFBメッセンジャーでお送りします。
以下は、NPO法人おとむらい牧師隊の設立趣旨書として、福岡県庁に提出したものです。
私たちの現状認識と、目指すもの、そして方策について述べています。少し長いですが、ぜひお読みください。
NPO法人おとむらい牧師隊 設立趣旨
生活保護葬(民生葬)は、通夜・葬儀を行わない、いわゆる直葬であります。またほとんどの場合、宗教者は立ち会いません。それは、民生葬では自治体から支給される20万円前後の葬祭扶助で全ての支払いを行いますが、宗教者への謝儀に公金を充てるわけにはいかないことから、葬祭扶助をもってその謝儀に充てることが出来ず、その結果として十分な資力のない遺族は宗教者に依頼しようとしないからであります。また民生葬に加えて、生活保護は受給していないものの、十分な蓄えが無いことを理由に直葬を選ぶケースも多々あり、同様にほとんどの場合宗教者が立ち会いません。
葬儀業の現場では、葬儀業者が、死亡地である病院から自宅(または葬儀会館の遺族控室など)まで遺体を搬送して棺に納め、線香を立てたら業者は退出し、あとは遺族がさめざめと遺体のそばで泣いて翌朝の出棺を待つだけ、という情景が日常的に見られます。
日本人の一般的な感覚では、宗教者が来て何らかのセレモニーを行って初めて、それは葬儀と呼べるものになります。このため民生葬において遺族は「自分は葬儀も出してやれなかった」と、死別の悲しみに加えて故人への申し訳なさを感じ、自らを責めるということになりかねません。
一方、キリスト教会の牧師の中には、このような現状に胸を痛め「謝儀はいらないので遺族の元に行って祈り、慰めのメッセージを語りたい」と話す方が多くいらっしゃいます。
このような心ある牧師のネットワークを作り、上記のような遺族とおつなぎすることで、遺族が金銭的負担を心配することなく宗教者のいる弔いを行って納得感と慰めを得ることを可能に出来るものと考えます。私たちは、遺族が金銭的負担を心配することなく宗教者のいる弔いを行って納得感と慰めを得ることの出来る社会を目指します。
この目的のため、2016年11月に任意団体「おとむらい牧師隊」を設立し、福岡市を中心に牧師派遣事業を行ってきました。一方、他地方より、当団体の趣旨に賛同し、それぞれの地域で同様の活動を行いたいとの声が寄せられました。当団体のボランティアが、それぞれの地域で病院・葬儀社・住民の方々からの信頼・協力を得て活動を円滑に行うためには、法人格取得により団体運営の透明性を増すことが有効であると考え、NPO法人の設立を申請します。
申請に至るまでの経過
2016年11月~ 任意団体おとむらい牧師隊を設立し、福岡市を中心に牧師派遣事業に取り組む
2016年12月 NPO法人設立の検討を始める
2017年4月 発起人会を開催
2017年5月 設立総会を開催
2017年9月3日追記:2017年8月24日
NPO法人おとむらい牧師隊設立